朝日新聞のパリ支局長が書いたサルコジの破天荒な経歴、および今までのフランス大統領と大きくことなる政治手法について書いた本だ。
以下はアマゾンの説明文。
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東欧移民二世の小男。結婚三回で妻は奔放なスーパーモデル。酒を呑まず、文化にも興味なし。私生活は世にさらし、公衆の面前で平気で他人を罵倒する―。サルコジは、従来のフランス大統領像をことごとくくつがえす。「ストーリーテリング」というマーケティング技術を活用し、大衆の視線を常にひきつけるその政治手法を、気鋭のジャーナリストが解き明かす。
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こんなに風変わりな人間がフランスの大統領であることを、寡聞にして知らなかった。確かに、シラクやミッテランとは違う。
内容が読み物として面白い。本当にドラマチックだし、それを恥じずに行っているところが潔い。筆者の分析も非常に緻密で、なるほどなるほど、とページがどんどん進んでしまう。あっと言う間に読み終わってしまう本だ。
詳しい内容は本を読んだ方が面白いので説明するつもりはないが、ひとつ思ったのはフランス人の凄いところは、こういう人間を大統領に選び、結構長い間支持しているということ。
日本だったら間違いなくこんな人間は首相には選ばれないだろうし、最近は政治資金なんかに関してどんどん厳しくなって、普通の、清廉潔白な人でなければ生き残れなくなっている。勿論不正をしてもいいというわけではないが、国家の主席に求められるべきものはあくまで政治家としての力量であって、国を正しい方向に導いてくれればそれでいいのに、と思う。
今日本にいる政治やっている人たちって、一昔前の妖怪みたいなのがまったく居なくなってしまっていて、さびしい限りだと思う。
なぜなら、そういう人を今の日本人が支持しないからなのだけども、
そう考えると、日本には今後サルコジのような首長は出てこないのだろう。
日本の未来は暗いと改めて思った。フランスの大統領についてのノンフィクションを読んだだけなのに。
![]() | サルコジ―マーケティングで政治を変えた大統領 (新潮選書) 国末 憲人 新潮社 2009-05 by G-Tools |
↑ソフトカバーが読みやすい。ノンフィクションはソフトカバーに限る。
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