2012年02月21日

Rodrigo y Gabriela Area52

Rodrigo y Gabriela のArea52を買った。

2年半ぶりのオリジナルアルバムだ。1枚目を買った時の衝撃についてはこちら。あとこちらライブの感想。

久しぶりのオリジナル・アルバムでどんなもんなのかと思ったら、なんと!キューバから13人ものゲストを招いて大々的に組んじゃった、という内容。
今までのふたりだけで作った、「二本のギターだけで作ってんのこの音楽を!?」というのを全面的に放棄しているという、もう一ファンとしてはそれだけで目頭が熱くなる。よくやった!

で、音楽ですが、ファンにとっては、彼らの持ち味を活かしつつキューバの音楽のテイストが入るというのがとてもよい。ギターが丁度盛り上がったところにホーンが入ったりすると、ああ、音が厚いとこういう快感が得られるのか、という感じ。いつもの打楽器ギターもしっかり響くので、大満足。
聴くまでは大丈夫?と思っていたものの、二人だけでこれからも曲を考えてマンネリになるよりも、いよいよ世界を広げてきた、という意欲作になっていて、しかもキューバテイストというのは大成功だったなと思う。

代表作のTamacunのアレンジなんかもあって、これはまたいいアレンジ。盛り上がり所をきっちり作っていて素晴らしい。

しかし、しかしこれはファンだからそう思うので、何も知らない人が聞いたらなんかスパニッシュギターっぽさが多いキューバン・サルサのアルバムになっていやしないだろうか。少なくとも「あの衝撃」は得られない。
そういう意味では、必ず2枚目以降に買って欲しいと強く思った。

B0069B8UHEArea 52
Rodrigo Y Gabriela
Ato Records 2012-01-24

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↑しかしお世辞にもクールな感じのないジャケット。だがそれがいい。


B000HKDEE2Rodrigo Y Gabriela
Rodrigo Y Gabriela
Ato Records / Red 2008-03-24

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↑ちなみに代表作。このアルバムのStairway to Heavenが名作。もちろんあの往年の名曲のカバー。まずこれを聴け


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2012年02月09日

Google日本語入力

Google日本語入力がすごい。

PC/Android向けアプリだ。
PCはこちらからダウンロード

アンドロイドはこちらからダウンロード

辞書の機能が相当充実しており、特に固有名詞が出てくるのが素晴らしい。少し珍しい名前の人でも一発で出てくるので、ストレスがとても少ない。いちいち違う読み方で入力するのって、その人になんとなく悪いことしてるような記分になりませんか?

そして、その延長線上でとてもすごいのが、三国志の人名がほとんど一発で出てくること。
諸葛誕、糜竺に糜芳、公孫賛。夏侯恵、郭淮郝昭、李傕賈詡。刑道栄、陸遜魯粛、太史享。阿会喃、孟獲孟優、兀突骨。

だからなんだというわけでもないが、なんだか自分のPCや携帯電話に三国志の武将たちが入って合戦しているような気分になったのだった。
posted by カミチョフ at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフハック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月05日

究極のライフハック術

究極のライフハックを行ったのでご紹介。

携帯電話等の充電環境を完璧なものにした。
自分はAUのスマートフォン、会社支給のiPhoneと、Kindle、ポータブルアンプ等を持ち運び。出張も度々あり、充電環境において万全の体制を築きつつも荷物は軽くしたいと常々考えていた。

その時発見したのがこれ
B004XYM5X4サンコ- なんでも充電ケーブル「ヤマタノオロチ」 ALGDPC01
サンコー 2011-05-19

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見た目が素晴らしい。
これでiPhoneもスマートフォンも、miniUSBがつかえるのでKindleも大丈夫。自分はゲーム機を持ち歩かないので3DSとかPSP用の接続はいらないのだが、ご愛嬌ということで。
正直品質とかはつくりの甘さは否めず、ちょっと接続がぐらついたりするような雰囲気もあるが、まあ許容範囲だろう。なによりこの大胆な意匠が持つものの心を楽しくさせてくれる。
特に自分は普段はPCを持ち歩くので基本はUSBからの充電が主になるので、これ一本でほぼ用が足りる。
【追記】ちなみに、この写真の様に同時に8つ充電というのは無理があり、せいぜい3つくらいまで。それでも電圧が落ちるのか時間が余計にかかるので、実際は2つくらいが同時使用可能と考えたほうがよさそう。それで足りないケースはそれほど多くはないと思うけれども。

しかしながらUSBアダブタのみだと、PCが使えない場合に困ることもある。そこで
B002RL959WPLANEX「充電万能」2ポートUSB充電器ブラック PL-WUCHG01-B (Xperia/Galaxy/au/docomo/SoftBank/ウォークマン/iPod/iPhone4s/4/3GS/3G/PSP/DS/DSLite/Dsi 海外対応)
プラネックス 2009-10-15

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まずこれ。
これでAC電源さえあれば、どの機器も充電できる設備が整った。

次にAC電源すら見つからないときにどうするか。
ここでは
B002S0N8X6SANYO NEW eneloop USB出力付き充電器セット(単3形2個セット) KBC-E1AS
三洋電機 2009-11-14

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これを選んだ。これだとUSBからの充電ができるので、ACアダプタを使って充電しておけば、このエネループから携帯電話等に充電することができる。更にエネループの充電すらなくなった場合には、市販の乾電池を買ってくることで充電が可能。これでバッテリーについて困ることになる可能性はほぼゼロになったと断言できるだろう。

ちなみに、エネループの乾電池ではなくリチウムイオン充電池型のものであればAC電源付きのものもあるので、充電を切らすことなどない!という方にはそちらのほうが使い勝手がいいかもしれない。実際乾電池売ってるところだったら充電機器売ってる可能性高いし。

以上究極のライフハックでした。

posted by カミチョフ at 13:43| Comment(2) | TrackBack(0) | ライフハック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

僕らはそれでも肉を食う

「僕らはそれでも肉を食う-人と動物の奇妙な関係」を読んだ。

人類動物学(Anthrozoology)なる学問に関する本で、よりわかりやすく言うと人間動物関係学、つまり人間が他の種の動物に対してどのような態度をもち、関係を持つのか、ということを研究しているらしい。

オープニングは、肉を食べるのはかわいそうと言っていた女性が、魚は平気で食べていた、魚と哺乳類になんの違いがあるの?というところから始まる。
そこから話は多岐にわたり、イルカセラピーの是非(人間のマッサージ師と違い自ら希望して人間を癒しているわけでないイルカにとってイルカセラピーは苦痛だが、虐待に当たらないか?)とか、闘鶏用の鶏とブロイラーどちらが幸せと言えるのか?とか。
ペットは大事にするが家畜は食う、害獣は殺す、実験動物は痛めつけられる、その不公平を人間はどう扱っているのか、どう扱うべきなのか、ということの研究を紹介している本だ。

最近自分の中で日々大きくなっている疑問があった。
チワワ。
かわいい。
なぜかわいいのか。
品種改良を重ねた結果、その種の標準の1/3から1/5程度の体長で、走ることも満足にできないくらい華奢な骨格。
毛が薄く目玉がぎょろりとしている一方で顎の発達は極度に遅れている。
骨盤が小さすぎるために自力で子供を生むことが出来ず、帝王切開が必要になる可能性が非常に大きい。
もちろん自力で餌を探す能力も、仕留める能力も持たず、誰かから餌を貰わなければ生きられない。
そんな生き物。人間に置き換えてみよう。

・・・それ、かわいいのか。そんな風に生まれたいか?
なぜ人間はチワワをかわいいと思い、そんな種を生み出すことに罪悪感も嫌悪感も感じないのか。もちろん自分もチワワはかわいいと思う。それが疑問だった。
宗教、道徳、そういったものがペットの存在を問題視しないのはなぜなのか。神に対する冒涜ではないのか。
種として繁栄、すなわち遺伝子を後世に伝えることが道徳的正義?ではブロイラーの飼育も正義?地球上のあらゆる種の胚を冷凍して保存することが究極の善?

おそらく前提として、「こころ」が何に存在しているのかを定義し、それを悲しませることが悪、と決めないと先に進まないと思うのだが、「こころ」そのものが何かもわからないし、人間の感覚が「こころ」を捉えるタイミングがおそらく相当恣意的できまぐれなのだろう。

しかしそんな話を人前でしても嫌われるだけなのはよくわかっているので話題にするわけにも行かず悶々としていたわけだ。

そういった答えが見つけられるかと期待して本書を読んだが、残念ながらその期待に答えるところまではどうやらこの学問は至っていないらしい。ただ、いかに状況や見た目によって人間が動物をどう捉えるか、あるいは無視するかが大きく変わるかを紹介しているだけだ。深い思索が張り巡らされている本ではない。

それでも読む意味がないかというとそんなことはなくて、考える為のヒントとして様々な事例が紹介されており、人間の動物に対する適当で場当たり的な態度がこれでもかというくらい描かれている。
読んで楽しいかはともかく、大いなる刺激を与えてくれる本であることは間違いない。

それにしても、この作者自身が最後に、結局自分はペットを飼っているし肉も食う。一方動物実験には反対だしブロイラーではなく自然環境に近い所で育てられたチキンを買っている。それが正しいという根拠はないが一番自分の気持にはしっくりくる、完全な菜食主義者も違うし虐待OKというのも違うと感じる、という趣旨の発言をしており、それはそうだよなあと思うものの、人間が持つ偽善性、あるいは善に対する責任感の欠如、非合理性をまざまざと感じさせられて心が寒くなったのであった。

4760139621ぼくらはそれでも肉を食う―人と動物の奇妙な関係
Jr.,Harold A. Herzog
柏書房 2011-06

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↑このブックカバーの絵、誰が書いたと思います?そう、まさかの畑正憲さんです。ムツゴロウさんです。この絵のためだけでも買う価値がある。
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2012年01月20日

鼻/外套/査察官

ゴーゴリの鼻/外套/査察官を読んだ。光文社文庫の新しい訳のほう。

ーー
「正気の沙汰とは思えない奇妙きてれつな出来事、グロテスクな人物、爆発する哄笑、瑣末な細部への執拗なこだわりと幻想的ヴィジョンのごったまぜ」(解説より)。増殖する妄想と虚言の世界を新しい感覚で訳出した、ゴーゴリの代表作「鼻」、「外套」、「査察官」の3篇。
ーー


SFとか、スラップスティックとか、シュールとかブラックユーモア、そういうのの原型なのだな。
ゴーゴリに対する評価としては一般的にはロシア・リアリズムの祖としての立ち位置らしいのだが、自分にはそういう考えはピンと来ず、むしろ翻訳の浦氏が言うように、人間が描けていると言うよりは記号で、むしろSF的発想こそに価値があるように思った。
同じようにシュールだが、カフカや安部公房が持つような深遠な文学性、人間という存在への切り込みには乏しいのではないか。

今日よんでも面白いのは確かだが、これら作品があくまで19世紀前半の文学というものが権威を持っていた時代に書かれ、ドストエフスキイに影響を与えているという事実と共に楽しむべきものだと感じた。

あとは作者自身の人間性が、本人はこれら作品群を皮肉の意味を込めずに書いていたらしい、と言う所が興味深い。いわゆるKYな人間が意図せず描き出してしまった人物像と、その人物像にそのまま当てはまってしまいそうな作者本人という構図が一般的でない。普通小説における作者って神の立場になるじゃないか。そういう感じは無い。
なんだろう、本人は大まじめに哲学とか語っているのに、周りにはジョークにしか聞こえない人。周りが笑うと、ますますムキになって熱弁をふるってしまうひと。そういう人、あなたの周りにもいませんか。
そういう人物像がありありと浮かんで、読んでいて温かい気持ちになったのだった。


追記。
ゴーゴリはウクライナ出身。最近ウクライナが気になる。オデッサっていう地名がガンダムじゃんと思ったら戦艦ポチョムキンのあの階段のある街だと知る。というかガンダムの作者がポチョムキンからとっているのか。階段行ってベビーカー押してみたい。いや、危ないからやめとく。

4334751164鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)
ゴーゴリ 浦 雅春
光文社 2006-11-09

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↑訳にかんしては、全く不満はないのだけども、でも落語調にした意義はあまり伝わらなかったかな、と申し訳ないが思った。







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