2009年10月07日

火と水と木の詩

吉村順三の講演録、「火と水と木の詩 −私はなぜ建築家になったか」を読んだ。

個人的に建築というと、美術館やビルなどの大物より、住宅が好きだ。
中でも吉村氏の住宅は憧れる。

本を読んで、人柄にも憧れてしまった。まっすぐに人の生活を考えて、人が暮らすことを考えて建築をしてきたのだなあ、ということが伝わってくる。

本当にしゃべったままを掲載しているので、書き言葉として不自然な文法上の間違いなどもそのままなのだが、その分横で話をしているような雰囲気が伝わってきて、読んでいて暖かい気持ちになれる。

掲載されている南台の写真も素敵だ。

印象に残ったのは、「天井は高いほうがいいという考えがあるが、あれはお金があることを示すために天井を高くするというもの。低い天井でもよいものはよいし、日本の建物は低い天井のほうがよい場合がおおい」というような内容。
建築家という目線であれば、建物を広く見せるとか、吹き抜けで斬新なデザインを、となるのが普通だと思うが、シンプルに「天井を低くする」というのは相当勇気のいることではないだろうか。
こういう目線で常識を疑うことが必要なのだと感じた。

4103130717火と水と木の詩―私はなぜ建築家になったか
新潮社 2008-11

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↑一度ぜひ住んでみたい。憧れとはこのことか
タグ: 吉村順三
posted by カミチョフ at 22:33| 東京 雨| Comment(2) | TrackBack(0) | 本(ノンフィクション) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マイホームは夢のまた夢ですなあ。
自分好みの書斎とかやっぱり憧れるけど、お金が無い。
明日の書斎よりも、今日の酒、かな。
Posted by おーたに at 2009年10月08日 18:25
逆に考えるんだ、家を買わないからお酒が飲めると考えるんだ。

・・・特にうれしくはないな。
Posted by カミチョフ at 2009年10月13日 17:45
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